No Title_17

朝日は六十億年前と

何も変わらずにやってくる。

太陽は、数千年前。

この地球が、できる前から燃えていた。

今も、昔も、何も変わらずに。

夕焼けに透き通る心。

彼女は「まだ付き合ってないから」

と言って僕の手を離した。

僕はもちろん

すぐにその手を握り返した。

彼女はあきれた顔と、少し満足気な顔で

僕を見た。

そのまま眠ってしまった。

朝、君は居なかった。

短いメモが残ってた。

「サンドイッチが食べたくなりました

今度は一緒に」

と、電話番号が書いてあった。

僕は夢じゃないかと思って。

また寝ようとしたけど。朝日を浴びて、お湯を沸かした。

ー7/30(木)

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