朝日は六十億年前と
何も変わらずにやってくる。
太陽は、数千年前。
この地球が、できる前から燃えていた。
今も、昔も、何も変わらずに。
夕焼けに透き通る心。
彼女は「まだ付き合ってないから」
と言って僕の手を離した。
僕はもちろん
すぐにその手を握り返した。
彼女はあきれた顔と、少し満足気な顔で
僕を見た。
そのまま眠ってしまった。
朝、君は居なかった。
短いメモが残ってた。
「サンドイッチが食べたくなりました
今度は一緒に」
と、電話番号が書いてあった。
僕は夢じゃないかと思って。
また寝ようとしたけど。朝日を浴びて、お湯を沸かした。
ー7/30(木)